賃貸物件で一人暮らしをするときの生活費用とは？家賃の目安も解説！

賃貸物件で一人暮らしをするときには、間取りや立地といったさまざまな条件を考慮することになるでしょう。
しかし、忘れてはいけないのが、家賃と生活費用の存在です。
そこで今回は、賃貸物件で一人暮らしをするときに知っておきたい家賃・生活費用の目安とともに、貯金のコツを解説します。
一人暮らしをする賃貸物件をお探しの方は、ぜひ今後の参考にしてみて下さい。

賃貸物件で一人暮らしをするときに知っておきたい家賃の目安

賃貸物件の家賃目安は「手取り収入の1/4から1/3」が一般的です。
とくに近年では貯金を多くしたいと考える方が増えており、手取り収入の20%程度に家賃を抑える方が一定数います。
生活にかかる費用はライフスタイルなどによって異なりますが、総務省が2023年におこなった家計調査によると、家賃を除いた1か月あたりの支出額は10万円超です。
たとえば、マイカーを持っているケースでは、ガソリン代や駐車場代・保険料といった維持費が発生します。
収入やライフスタイルを考慮して家賃を選ばなければ、家計を圧迫させるおそれがあるので注意するようにしましょう。
以下では、間取り別の家賃目安をご紹介します。

ワンルームで一人暮らしをするときの家賃目安

ワンルームは、キッチンと居室が同じ空間にある間取りです。
一人暮らし向けの賃貸物件として選ばれることが多く、比較的家賃が抑えられる特徴があります。
東京23区内のワンルームの家賃相場は、6万〜10万円台となります。
23区外では、4万〜7万円台に抑えられる傾向があるでしょう。

1Kで一人暮らしをするときの家賃目安

1Kは、キッチンと居室が分かれている間取りです。
一人暮らし向けの賃貸物件であり、東京23区内の家賃相場は7万〜11万円です。
23区外では5万〜9万円となっており、比較的低コストで生活できる傾向があります。

1LDKで一人暮らしをするときの家賃目安

1つの居室と10畳以上のLDKがある1LDKの間取りでも、一人暮らしは可能です。
ただし、家賃相場は高めです。
東京23区内の家賃目安は11万〜19万円、23区外では9万〜12万円となっています。
収入に十分な余裕がないと、生活費を圧迫する可能性があるでしょう。
一人暮らしを始める際は、優先する条件に順位を付けたうえで賃貸物件を選ぶようにしましょう。

賃貸物件で一人暮らしをするときに知っておきたい生活費用の目安

賃貸物件で一人暮らしをするときには、生活するための費用が発生します。
さまざまな費用が考えられますが、とくに割合が大きいのは「水道光熱費」「食費」「交際費」の3つでしょう。
それぞれどの程度の費用がかかるのか、1か月の金額を以下で解説します。

一人暮らしでかかる生活費①水道光熱費

賃貸物件で一人暮らしをする際の生活費として、まず水道光熱費を把握しておく必要があります。
水道光熱費は、水道・電気・ガスの使用料金のことを指します。
金額はライフスタイルによって異なりますが、水道代は1か月あたり約3,000円、電気代は3,000～6,000円、ガス代は約5,000円が一般的です。
日中の在宅時間や湯船の使用頻度などによって変動するため、自身の生活スタイルに合った相場を事前に確認しておくとよいでしょう。
また、インターネットなどの通信費も毎月発生する生活費です。
月額1万円程度の費用がかかるため、予算に含めておく必要があるでしょう。

一人暮らしでかかる生活費②食費

一人暮らしの生活費のなかで、もっとも割合が大きいのは「食費」です。
自炊の頻度や外食の回数によって異なりますが、1か月あたり3万円程度を目安にするとよいでしょう。
ただし、食費は節約を意識しないと増えやすい費用でもあります。
外食の頻度が高い場合、1か月の食費が5万円を超えることもあるため、注意するようにしましょう。

一人暮らしでかかる生活費③交際費

賃貸物件で一人暮らしをする際には、交際費も考慮する必要があります。
とくに趣味や交友関係が広い場合は、あらかじめ多めに見積もっておくとよいでしょう。
一般的な目安として、交際費は1か月あたり1万円程度を想定しておく必要があります。
ただし、ライフスタイルによっては交際費をほとんど必要としない場合もあるため、自身の状況に応じて検討しましょう。
生活費の削減ができれば、貯金を増やすことも可能です。
貯金を優先したい場合は、家賃の低い物件を選ぶ、生活費を見直すなどの工夫をするとよいでしょう。

賃貸物件で一人暮らしをしながら貯金するコツ

賃貸物件で一人暮らしをしながら貯金をするには、生活費用を削減しなければなりません。
節約がしやすい生活費用は「食費」「水道光熱費」「通信費」です。
それぞれどのような節約方法があるか、以下で確認しておきましょう。

食費の節約方法

食費は節約しやすい費用であり、工夫次第で大きな効果が見込めるでしょう。
賃貸物件で一人暮らしをする際に貯金を増やしたい場合は、外食の頻度を減らすのが有効です。
自炊を取り入れることで、食費の削減が可能になります。
しかし、急に外食をやめるとストレスがたまる可能性があるため、無理のない範囲で調整することが重要になります。
外食の回数や金額に上限を設けることで、負担を減らしながら節約を進められるでしょう。
また、食材をまとめ買いするのも効果的です。
買い物の回数を減らすことで、無駄な出費を抑えることもできます。
ただし、一人暮らしの場合は、自炊よりも総菜を購入したほうが安くなるケースもあるでしょう。
そのため、状況に応じて柔軟に対応することが大切です。

水道光熱費の節約方法

水道光熱費は、節約しやすい生活費のひとつです。
一般的な節約方法として「こまめな消灯・止水」が挙げられますが、これらは長期的な節約にはあまり効果的とは言えないでしょう。
その理由は、労力に対して得られる節約効果が小さいためです。
また、継続することでストレスがたまりやすく、かえって逆効果となる可能性があります。
水道光熱費を効率的に節約するには、基本料金の見直しが有効です。
契約する事業者を適切に選ぶことで、一定の節約効果が期待することができます。

通信費の節約方法

通信費は、毎月発生する固定費の一つです。
水道光熱費と同様に、契約事業者を見直すことで大幅な節約が可能です。
近年では、低価格のスマートフォン端末が販売されており、これらを契約すれば通信費を抑えることができるでしょう。
また、Wi-Fiの利用頻度が低い方は、ポケットWi-Fiへの変更も検討する価値があります。
固定回線よりも安価に契約できるため、月々の支払いを抑えられる可能性があります。
一人暮らしで貯金を増やしたい場合は、固定費の見直しをおこない、生活費を削減することが有効です。
ただし、節約を検討する際は、過度なストレスがかからないよう配慮することも重要になります。
無理な節約を続けると、心身に負担がかかり、逆効果となる可能性があります。
医療費などの予期せぬ出費が増えないよう、事前に計画を立てて実行するようにしましょう。

まとめ

賃貸物件で一人暮らしをするときの家賃は、手取り収入の1/4から1/3が目安となります。
生活費として水道光熱費や食費・交際費などが発生するので、貯金をしたいなら節約を意識しなければなりません。
貯金をするコツには、生活でかかる固定費を見直すことが挙げられます。