インターネット無料の賃貸物件とは?メリットや注意点などを解説!
インターネットが無料の賃貸物件は生活費を節約できるので、魅力を感じるでしょう。
ただし、表記によるサービスの違いや注意点など、事前に押さえておいたほうが良いポイントがあります。
そこで今回は、インターネット無料物件の特徴や、対応と完備との違いなどを解説します。
注意点も解説しますので、インターネットが使える賃貸物件を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。
インターネット無料の賃貸物件とは①特徴やメリット
賃貸物件には「駅から徒歩10分以内」「日当たり良好」など、さまざまな魅力をもつ物件があります。
なかには、インターネットが無料の物件もあり、気になることがあるでしょう。
最近は、自宅のインターネット環境はほぼ必須といえるので、無料で使えることは魅力的です。
そこで、インターネット無料の賃貸物件とはどのような物件なのか、特徴やメリットを確認してみましょう。
インターネット無料の賃貸物件の特徴やメリットとは
インターネット無料の賃貸物件とは、インターネットの回線使用料が無料の物件です。
無料で使える理由は、物件の所有者がインターネット回線を契約して、使用料を負担しているからです。
設定や接続方式は統一されておらず、有線方式の物件や無線方式でWi-Fiが使える物件などさまざまなので、事前に確認しましょう。
インターネット無料の物件の大きなメリットは、生活費を節約できることです。
そして、入居後すぐにインターネットを使えることもメリットです。
ご自身で契約する場合は、引っ越しをしてから手続きが完了するまでインターネットを使えない可能性があります。
その点、インターネット無料の物件はすでに環境が整っているので、入居当日から利用できます。
プロバイダ選びや契約手続きなどが必要なく、手間がかからないことも魅力的でしょう。
インターネット無料の賃貸物件が向いている方とは
先述したメリットから考えると、以下に該当する方にはインターネット無料の物件が向いているといえます。
●生活費を節約したい
●入居当日からインターネットを使いたい
●プロバイダの選択や手続きなどに手間をかけたくない
一方、なかにはインターネット無料の物件が向いていないと考えられる方もいます。
たとえば、プロバイダにこだわりのある方は、ご自身で契約できる物件のほうが良いでしょう。
また、通信速度が必要な方も注意が必要です。
インターネット無料の物件は、1つの回線を物件全体で共有していることが多く、その場合は通信速度にあまり期待ができません。
そのため、契約前に通信環境などをしっかりと確認することが大切です。
インターネット無料の賃貸物件とは②対応と完備との違い
インターネット無料の賃貸物件に魅力を感じて、該当する部屋を探すときは、注意するべきポイントがあります。
それは、賃貸物件のインターネット環境が整っていたとしても、無料であるとは限らないことです。
無料だと思い込んで契約すると、違った場合に後悔してしまうでしょう。
物件情報に無料と記載されていれば問題ありませんが、「インターネット対応」「インターネット完備」などのように記載されていることも多々あります。
対応と完備は同じように感じるかもしれませんが、内容は違うことがあるので注意が必要です。
賃貸物件におけるインターネット環境の表記のルールは決まっていないので、これらの表記だけで無料かどうかを判断することはできません。
ただし、対応と完備には一般的に2つの違いがあり、それらは無料かどうかを判別する目安にもなります。
そこで、候補の物件を絞る際の参考となるように、2つの違いを確認しておきましょう。
対応と完備との違いとは1:配線の状況
1つ目の違いは、配線の状況です。
インターネット完備の場合は、各部屋への配線および契約が完了しており、入居後すぐに使える状態であることが多いでしょう。
一方、インターネット対応の場合は、建物までの配線は完了しています。
ただし、各部屋への配線が完了していないことや、完了していても契約されていない状態であることが一般的です。
そのため、入居者は必要に応じて配線工事や契約をしなくてはなりません。
対応と完備との違いとは2:利用料金の負担者
2つ目の違いは、利用料金の負担者です。
インターネット完備の物件は、一般的に物件の所有者が料金を負担します。
そのため、入居者が無料でインターネットを使える可能性が高いでしょう。
一方、インターネット対応の物件は、基本的に入居者がプロバイダと契約するので、利用料金も入居者が支払います。
したがって、インターネット無料の物件に入居したいときは、「インターネット対応」ではなく「インターネット完備」と記載された物件を探したほうが良いでしょう。
ただし、なかには例外もあるので、実際に無料かどうかは契約前にしっかりと確認しましょう。
インターネット無料の賃貸物件とは③押さえておきたい注意点
インターネット無料の賃貸物件には魅力的なメリットがある反面、注意するべき点もあります。
注意点を知らずにいると、入居後に後悔してしまうかもしれません。
そこで、とくに押さえておきたい3つの注意点を確認しておきましょう。
注意点1:プロバイダを選べない
先述のとおり、インターネット無料の物件はすでに所有者がプロバイダと契約をしています。
したがって、入居者がプロバイダを選ぶことはできません。
何かこだわりがある場合は、その物件が契約しているプロバイダやプランなどを事前に確認しておきましょう。
注意点2:通信速度が保証されていない
インターネット無料の物件の場合、1つの回線を共同利用していることが一般的です。
そのため、基本的に通信速度は期待できず、快適に利用できない可能性があります。
さらに、利用者が増えると通信速度が遅くなることにも注意が必要です。
たとえば、夜の時間帯や休日は利用者が多くなり、通信速度が遅いと感じることが増えるでしょう。
また、新築物件で入居者が少ないうちは問題がなくても、入居者が増えると遅く感じるようになるかもしれません。
通信速度を改善したくても、物件の所有者が契約している内容を変更することは難しいでしょう。
ご自身で別の回線を契約するなどの対処法はありますが、費用がかかるうえ毎月の利用料も発生します。
そのような事態になると、インターネット無料の物件に入居した意味が薄れてしまうでしょう。
注意点3:利用料金が家賃に含まれていることがある
インターネット無料であっても、実際には利用料金が家賃に含まれていることがあります。
気になるときは、インターネット無料以外の条件が似ている近隣の物件と、家賃を比べてみましょう。
ただし、利用料金が家賃に含まれていたとしても、手続きの手間がかからないことや入居初日から使えるメリットはあります。
そのため、総合的な観点からご自身が満足できるかどうかを考えることがポイントです。
「料金が家賃に含まれるのなら、自分で契約したほうが良い」と思うときは、インターネット無料ではない物件も視野に入れましょう。
まとめ
インターネット無料の賃貸物件には、料金以外にも手間が省けることや入居初日から利用できるなどのメリットがあります。
ただし、プロバイダを選ぶことはできず、通信速度が遅い可能性もあるので注意が必要です。
検討する際はこれらのポイントをふまえたうえで、ご自身に適しているかどうかを総合的に判断しましょう。