賃貸物件へ住む際に検討したいオートロック!重要性や種類などを解説
ご自身が住む賃貸物件を探す際に重視したいポイントの1つが、セキュリティです。
とくに、一人暮らしをする方が住む物件を探すときは、オートロックを検討することがおすすめです。
そこで今回は、オートロックの重要性と、知っておきたいデメリットや種類などについて解説します。
オートロック付きの賃貸物件に住むことを検討されている方は、ぜひご参考にしてください。
一人暮らしの方が賃貸物件に住む際に検討したいオートロックとは
ご自身が住む賃貸物件を探すときは、さまざまな条件を比較検討するでしょう。
快適に住むためには、立地や間取りなどの条件も大切ですが、セキュリティ面を重視すると安心して暮らせます。
セキュリティを強化したいときにおすすめなのが、オートロックです。
オートロックとは、賃貸物件の共用玄関に設置されているセキュリティシステムです。
必ずしも必要なわけではありませんが、オートロックが付いている物件に住むと、さまざまなメリットを得られます。
とくに、一人暮らしの場合はオートロックの重要性が高いと言えるので、検討することがおすすめです。
なぜ一人暮らしだとオートロックが重要なのか、理由を確認してみましょう。
一人暮らしだとオートロックが重要な理由①不審者の侵入を防げる
オートロックの大きなメリットは、不審者の侵入を防げる可能性が高まることです。
一人暮らしは留守になることが多いので、住居スペースに誰でも入れる物件だと、不審者の侵入に対する不安が大きいでしょう。
その点、オートロックがあると部外者が住居スペースに入りにくいので、不審者の侵入を抑制できます。
女性の方が住む場合は、ストーカー対策にもなるでしょう。
一人暮らしだとオートロックが重要な理由②セールス対策になる
オートロックは部外者が住居スペースに入りにくいので、煩わしい訪問を回避できます。
たとえば、セールスや勧誘に玄関先で対応すると、なかなか断れずに困ってしまうことがあるでしょう。
その点、オートロックがある賃貸物件は限られた方しか住居スペースに入れないので、会わずに対応することが可能です。
インターフォン越しの対応なら、顔を合わせるよりも断りやすいでしょう。
一人暮らしだとオートロックが重要な理由③安心感を得られる
ご自身が住む賃貸物件にオートロックが付いていると、安心感を得られます。
些細なことのように思うかもしれませんが、不安を感じる部屋で一人暮らしをしていると、ストレスがたまってしまうものです。
オートロックが付いていると、不審者の侵入や煩わしい訪問を回避できるので、安心して生活できます。
さらに、侵入に時間がかかる建物は不審者のターゲットから外れる傾向にあるので、その点でも安心を感じられるでしょう。
オートロック付きの賃貸物件に住むと生じるデメリットとは
オートロック付きの賃貸物件に住むと、さまざまなメリットを得られます。
ただし、デメリットも生じることには注意しなくてはなりません。
住むことを検討する際は、デメリットも把握したほうが良いので、おもな3つのデメリットを確認しておきましょう。
デメリット①家賃が高めである
オートロック付き賃貸物件のデメリットとしてまず挙げられるのは、オートロックが付いていない物件よりも家賃が高めであることです。
その理由には、建設コストがかかることや、人気や需要が高いことなどが挙げられます。
一般的には、オートロックがあるかないかによって、家賃が1万円~2万円ほど変わると言われています。
家賃の予算をしっかり考えておかないと、入居後に支払いが難しくなってしまうかもしれないので注意しましょう。
また、家賃だけではなく、管理費が高い可能性にも注意が必要です。
オートロックが付いていない賃貸物件の場合、管理費の相場は3,000円~5,000円ほどですが、オートロック付きは5,000円~1万円ほどです。
管理費も毎月支払うお金なので、家賃に含めて考えるようにしましょう。
デメリット②締め出されるリスクがある
オートロックは、鍵やカードキーなどを使って解錠します。
そのため、解錠に使う鍵などを外出先で紛失すると、住居スペースに入ることができません。
オートロックの施錠は自動的におこなわれるので、鍵を忘れて外出してしまう可能性もあります。
スマートフォンを鍵代わりにしている場合は、電池切れにも注意が必要です。
もし、鍵の持ち忘れや紛失などによって解錠できないと、管理会社などに連絡して対応してもらわなくてはなりません。
そのような事態になると、手間や時間がかかってしまうので、鍵の存在は常に意識しておく必要があります。
デメリット③郵便物の回収に手間がかかる
オートロック付きの賃貸物件の場合、郵便物の配達員は中に入れません。
そのため、郵便物は共有玄関の集合ポストに届くケースが多く、回収に行く際は鍵を持つ必要があります。
鍵を忘れると、郵便物を回収したあと中に入れなくなってしまいます。
ポストを確認するだけなのに鍵が必要なので、手間に感じることがあるでしょう。
賃貸物件へ住む際に把握しておきたいオートロックの種類とは
オートロックと一口にいっても、さまざまな種類があります。
種類によって使い方やメリット、注意点などが異なるので、住む物件を検討する際は使いやすさも考えたほうが良いでしょう。
そこで、5種類のオートロックの特徴について、それぞれ確認しておきましょう。
オートロックの種類①集合タイプ
集合タイプは、オートロックの鍵と各住戸の鍵が同じです。
5種類のなかでも一般的なタイプで、多くの賃貸物件で見られます。
どちらの鍵も同じなので、管理や持ち歩きは楽でしょう。
ただし、前の住人が鍵を複製して持っている可能性や、鍵1つでどちらにも侵入されてしまう心配があります。
オートロックの種類②カードキータイプ
鍵ではなく、カード型のキーを使うタイプです。
薄くて持ち歩きが便利なことや、鍵よりも作成が難しいため、複製される心配が少ないことなどはメリットです。
ただし、作成が難しいことはセキュリティの高さにつながる反面、紛失などで再発行する際には手間や費用がかかります。
また、ほかの磁気カードの影響を受けたり、折れ曲がったりして壊れる可能性があるので、保管方法に注意が必要です。
オートロックの種類③非接触タイプ
鍵やカードキーにICチップが内蔵されていて、読み取り機にかざすと解錠できるタイプです。
鍵やカードを差し込む手間がなく、持っているだけで解錠できるタイプは取り出す手間も省けます。
複製が難しいので安全性は高いですが、作るときはコストや時間がかかるでしょう。
オートロックの種類④暗証番号タイプ
暗証番号を入力すると、解錠されるタイプです。
鍵やカードキーを持ち歩く必要がなく、紛失してしまう心配もありません。
複製されたり盗まれたりする心配もないので、高い安全性が期待できます。
ただし、暗証番号を忘れないようにすることや、入力時の盗み見などには注意しましょう。
オートロックの種類⑤指紋認証タイプ
指紋読み取り用のセンサーに指をかざして、解錠するタイプです。
このタイプも、鍵やカードキーを持ち歩く必要や紛失してしまう心配がありません。
さらに、暗証番号を覚えている必要もなく、指1本で解錠できて手軽です。
ただし、指の汚れやかざし方などによってセンサーが反応しにくいことがあり、解錠に手間取る可能性があります。
まとめ
オートロック付きの賃貸物件はセキュリティが高く、一人暮らしでも安心して生活できます。
家賃が高めなどのデメリットはありますが、住む物件の安全性を重視する方にはおすすめです。
オートロックには5つの種類があるので、ご自身が利用しやすいタイプが設置されている物件を選びましょう。