引っ越しにおけるライフラインの手続きは?電気・ガス・水道を解説

引っ越しにおけるライフラインの手続きは?電気・ガス・水道を解説

新たな家へ引っ越しをする場合、さまざまな手続きを当日までに進めることが大切です。
どのような手続きが必要かわからず、引っ越し当日までに作業が終わらないと、さまざまなトラブルが発生しやすくなります。
そこで今回は、引っ越しで悩みの種となりやすいライフラインの手続きについて、電気・ガス・水道それぞれの作業を解説します。

引っ越しにおけるライフラインの手続き①電気

引っ越しにおけるライフラインの手続き①電気

ライフラインのなかでも、快適な生活に欠かせないものが、電気です。
とくに、冷暖房を使う真夏や真冬などは、手続きに漏れがないよう注意しましょう。

退去時に電気を解約するには

退去にともなう電気の利用を停止するには、電話やインターネットなどでの連絡が必要です。
電気の利用停止を申し込む期限は、停止を希望する日の1週間前までです。
ただし、ギリギリのタイミングで電気の利用停止を申し込むと、期限までに間に合わないことがありますので、余裕をもって申し込むと良いでしょう。

新たな家で電気を契約するには

新たな家で入居日から電気の使用をスタートさせるには、インターネットや郵送での申し込みをおこないます。
ただし、電気は事前に申し込みがない場合でも、原則として入居日からの使用が可能です。
事前に申し込みをおこなわない場合には、使用開始とともに連絡が必要になります。
新たな家での契約申し込みは、旧居での使用停止と同様に、遅くとも1週間前までに済ませましょう。
ギリギリにならないよう、余裕をもって手続きを進めることがポイントです。

電気の手続きにおける注意点

退去時の電気使用停止の手続きは、原則として立ち会いは不要です。
しかし、オートロックの場合、立ち会いが必要になる可能性があることは注意点です。
また、旧居から退去するタイミングで、ブレーカーを落とすことを忘れないようにしましょう。
一方で、新たな家では、ブレーカーを上げて電気の使用を開始します。
ブレーカーを上げれば、新たな家での電を使用できますが、スマートメーターの場合には契約していないと、電気を使用できない場合があります。
ブレーカーのタイプによっては、手続きが必要になりますので、入居後に使えないといったトラブルにならないよう注意しましょう。
このほかに、旧居での電気解約の手続きのなかで、お客さま番号や引っ越し先住所を伝えることになります。
スムーズな手続きのためには、検針票を用意することがポイントです。

引っ越しにおけるライフラインの手続き②ガス

引っ越しにおけるライフラインの手続き②ガス

ライフラインのなかでもガスの手続きは、入浴や調理などに必要なものです。
快適な生活を始めるためには、ガスについて手続きを確認しておきましょう。

退去時にガスを解約するには

旧居でのガスを解約するには、電話やインターネットでの連絡が必要です。
どのガス会社を利用しているか確認したうえで、期日までに連絡を済ませましょう。
ガスの使用停止連絡は、遅くとも引っ越しの1週間前までを目途におこないます。
退去当日には、ガスの元栓を閉めて手続きは完了です。

新たな家でガスを契約するには

新たな家でガスの使用を開始するには、遅くとも1週間前までの申し込みが必要です。
電気は、スマートメーターでなければ申し込みなしで使用を開始できますが、ガスの使用開始は係員の現地作業が必要になります。
新たな家でガスの使用を開始する場合、1週間前までに現地作業を予約したうえで、係員の到着を待ちます。
当日おこなわれるのは、ガス警報装置の正常作動確認・ガス漏れ確認といった安全点検です。
安全に問題がないと判断されれば、ガスの使用が開始されます。

ガスの手続きにおける注意点

旧居でのガスの使用停止は、原則として立ち会いは不要です。
ただし、オートロックの場合、ガスメーターの確認の立会いが必要になることに注意しましょう。
また、警報器やガス機器の撤去が必要な場合についても、係員による現地での作業が必要です。
係員の作業は、ギリギリの申し込みだと予約が取れないことが注意点です。
とくに、引っ越しシーズンである3月頃は、早めに申し込まないと予約できない可能性があります。
ガスの使用開始には、ガス会社による作業が必要ですので、引っ越しスケジュールが決まった段階で予約を取っておきましょう。
さらに、旧居でのガス使用停止の連絡には、お客さま番号が必要です。
お客さま番号は、検針票で確認できるほか、ガスメーターに貼られたステッカーで確認できます。
このほかに、旧居と新たな家でガスのタイプが違う場合、同じガス機器を使えないことが注意点です。
プロパンガスから都市ガスに変わる場合などは、新たに都市ガスに対応したガス機器の導入が必要です。
新たな家の契約をおこなうタイミングで、ガスの種類について確認しておくと良いでしょう。

引っ越しにおけるライフラインの手続き③水道

引っ越しにおけるライフラインの手続き③水道

ライフラインのなかでも、ないと困るのが水道です。
水道は、飲み水や浴室だけでなく、トイレにも欠かせません。

退去時に水道を解約するには

旧居での水道の使用を停止するには、管轄する水道局などへの連絡が必要です。
連絡は、電話またはインターネットなどでおこないます。
その際、お客さま番号が必要になりますので、検針票などを手元に用意しましょう。
また、退去時には水道の閉栓をおこないますが、オートロック内など水道メーターの場所によっては、立ち会いが必要です。
水道の停止連絡は、退去の1週間前までを目安におこないますが、余裕を持って早めに連絡するのがおすすめです。

新たな家で水道を契約するには

新たな家での水道の使用開始は、原則として事前連絡が不要です。
事前連絡なしで、すぐに水道を使用できることがほとんどですが、使用できない状態の場合には、その場で連絡し開栓を依頼しましょう。
事前に連絡をする場合には、電話・インターネット・郵送などの決められた方法で手続きを進めておいてください。
郵送での手続きが必要な場合、玄関先などに水道開始申込書が準備されています。
書類を確認したうえで、情報を記載し郵送しましょう。

水道の手続きにおける注意点

旧居での水道使用停止手続きを忘れてしまうと、余分に水道使用料金が発生することが注意点です。
ライフライン関連の手続きは面倒ですが、いずれも漏れがないように進めましょう。
また、水道局のなかには、日曜日・祝日の受付を休止しているところがあります。
事前に使用開始連絡をしていない場合、すぐに水道が使えない状態だと、快適な生活が送れないことが注意点です。
また、引っ越し予定が平日であっても、夜間には受付が終了していることがあります。
具体的な水道局の受付時間は、住んでいる地域によって違うことが注意点です。
引っ越し後にスムーズな水道の使用を開始するには、事前の連絡や水道局の受付時間の把握が必要になります。
さらに、新たな家で水道の使用を開始する場合、開栓作業が必要になることが注意点です。
開栓作業は、自分でおこなうもので、メーターボックス内の水止め栓を操作する必要があります。
メーターボックスの場所をあらかじめ確認し、水止め栓を左に回して開栓をおこないましょう。
このほかに、旧居での水道使用停止手続きには、お客さま番号が必要です。
インターネットの受付を希望する場合、このお客さま番号がなければ、手続きができない可能性があります。
お客さま番号とともに必要になる水栓番号は、検針票または水道メーター・玄関ドア・ポストのステッカーで確認しましょう。

まとめ

電気・ガス・水道といったライフラインの解約には、遅くとも1週間前までの手続きが必要です。
新たな家での契約も1週間前までの手続きを進めますが、ガスについてはガス会社の係員による開栓作業が必要になります。
引っ越しシーズンとなる3月頃は、係員の作業予約が埋まる可能性がありますので、早めの手続きをおこなうのがおすすめです。